議員インターンシップ比較
このサイトでは最近話題の議員インターンシップを運営している団体の比較を行ないます。
議員インターンシップを受けようとしている方のご参考になれば幸いです。
ではまず最初にそもそも議員インターンシップとはなんなのかなのですが、言葉通りの意味で国会議員もしくは地方議員のもとでの職業体験になります。
この議員インターンシップを運営している団体はいくつか存在しますが、今回はその中でも主要な3団体であるNPO法人ドットジェイピー、NPO法人I-CAS(アイカス)、一般社団法人日本学生会議所についての比較を行なっていきます。
■NPO法人ドットジェイピー
NPO法人ドットジェイピーは三団体の中で一番歴史のある団体であり、全国に10支部を展開する最大手の団体です。運営は組織面においては社会人が行ない、事業面においては約340名もの学生スタッフが主体となって行なっています。受け入れ議員数も3団体の中で一番多く、仲介したインターン生も一番多く実績があります。yahooや楽天などに情報を提供しているなど信用度は一番高い団体です。
しかし常勤の職員がいるなど組織面がしっかりしている分、他の団体に比べて参加費は2倍以上と高く設定されています。またインターンシップ以外にも未来国会という政策立案コンペを運営しています。
参加費:15,000円(選考会費:3,000円、プログラム参加費:12,000円)
■NPO法人I-CAS(アイカス)
NPO法人I-CASはドットジェイピーと並ぶ歴史の長い団体で、地方議員に特化したインターンシップを提供しています。ドットジェイピーと同じく社会人と学生スタッフにより運営されているが、ドットジェイピーと異なり、代表理事をはじめ理事の過半数が学生です。国会議員の受け入れを行なっていないので、ドットジェイピーに比べて受け入れ議員、仲介したインターン生はともに少ないです。
しかし常勤の職員が存在しない分、参加費は三団体の中で最安値です。また他の2団体と違い義務教育を修了している者なら高校生でも社会人でもインターンシップに参加できます。最近は高校生向けの短期議員インターンシップを他の団体に先駆けて実施し、マニフェスト大賞を受賞するなどメディアに取り上げられるなどして注目度が高まってきている団体です。
参加費:5,500円(プログラム参加費:5,000円、マッチングフェア参加費:500円)
■一般社団法人日本学生会議所(ユニスクジャパン)
一般社団法人日本学生会議所は他の2団体に比べて比較的新しい団体です。他の2団体と違い社会人はおらず、すべて学生によって運営されています。比較的新しい団体ですので受け入れ議員の数は他の2団体より少な学生がすべて運営しているので信用面では他の2団体に比べて若干劣りますが、国会議員・地方議員の両方のインターンシップを提供しており、参加費も安くなっています。
また議員インターンシップの他にも大使館インターンシップなどを運営しています。
参加費:6,000円(書類審査料 2,000円、本参加費・保険料 4,000円)
■総評
最後にこれらの3団体はあくまで仲介をしているだけでインターンシップの内容は研修先の議員事務所によって決められます。なので違う団体からの参加でも議員が一緒なら行なう内容にまったく一緒です。なので特別議員にこだわりがない場合は、地方議員ならI-CAS、国会議員なら日本学生会議所など参加費の安い団体をお勧めいたします。ただ受け入れ議員は団体によって少し異なりますので、一度各団体のホームページなどでどのような議員がいるのかをチェックされる良いかと思います。(日本学生会議所だけ受け入れ議員がホームページで公表されていません)